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日本画の色 天然絵具と京都オパールの可能性 – 数寄和

日本画の色 天然絵具と京都オパールの可能性

数寄和

2013/3/15(金) – 24(日)

 

2012年度、京都市立芸術大学日本画専攻 小池一範、川嶋渉 研究室では、本学特別研究助成を受けて「日本画の再構築-基礎教育と材料に関する今日的アーカイブの連携活用」というテーマの研究を行っています。

この度、日本画材料に関するアーカイブ、特に天然岩絵具等の特性についての再確認を制作において行ってきた中、京セラ株式会社の協力で人工オパール(京都オパール)を絵具として使用する試みを行いました。まだ第一段階ですが、この出会いがどのような作品を生み出すのか楽しみです。

「日本画の色」、それは単に色相のことではなく素材であり物質であり事象であり心情思想ともなります。この機会にそれぞれが、あらためてそんな事を意識した「日本画の色」との対話です。

 

本研究の背景

京都市立芸術大学 日本画研究室では、〈現在の大学における日本画教育と研究を、今日的な視点から見直し、あらためて再構築し、それらの内容をわかりやすく社会に還元する方法を探る共同研究〉に学生と共に取り組んできました。

その内容は、日本画制作を軸とした研究、学生の様々な進路に活かせる教育体制の構築、社会資源としての活用等、多岐にわたります。言い換えればこの研究は、日本画が持つ、美術の世界や社会の多様化の中で見えにくくなった価値を、もう一度拾い集め、かつ日本画と社会の関係をつなぎなおすことと言えます。

その中でも重要な研究として、基礎教育に関するアーカイブと、近年維持が難しくなっている日本画材料のアーカイブ、及びその活用があります。すでに基礎教育に関して、「絵手本等による臨模を軸とした基礎」と「写生、デッサンを軸にした基礎」の再認識のための研究と活用を始めていますし、材料に関しても、個人研究室レベルですが、材料・道具・技法のアーカイブ、企業との共同研究等その活用を続けています。

 

研究協力 京セラ株式会社
2012年度京都市立芸術大学特別研究助成

 

 

出品者

小池 一範

1962 京都府出身
1988 京都市立芸術大学大学院修士課程日本画 修了
1994~ 創画会会員
現在 京都市立芸術大学日本画専攻 准教授

 

川嶋 渉

1966 京都府出身
1989 京都精華大学 卒業
1996 日展特選(同 2002)
現在  京都市立芸術大学日本画専攻 准教授

 

織田 涼子

1978 大阪府出身
2001 創画展 初入選
2009 京都市立芸術大学大学院後期(博士)課程 日本画修了
2011 京都春季創画展 春季展賞(同2012)
現在 実践女子大学文学部美学美術史学科 専任講師

 

齋藤 雅恵

1982 鳥取県出身
2008 パリ国立高等美術学校 交換留学
2009 京都市立芸術大学大学院修士課程日本画 修了
2011 Nuit Blanche Kyoto 2011 (関西日仏学館/京都)

 

上坂 秀明

1988 大阪府出身
2011 シドニー大学美術学校 交換留学
    Analog×logic (ギャラリーCAVE/京都)
2012 京都市立芸術大学大学院修士課程日本画 修了
現在 京都市立芸術大学 非常勤講師

 

武部 翔子

1987 北海道出身
2012 臥龍桜日本画大賞展 入選
    創画展初 入選
現在 京都市立芸術大学大学院修士課程日本画 2回生在学

 

服部 しほり

1988 京都府出身
2011 京展 京都市美術館館長奨励賞
2012 個展「俺の園two2~服部しほりの日本画~」(岐阜・愛知)
現在 京都市立芸術大学大学院修士課程日本画2回生在学中