数寄和大津 |
2006/10/18(水) – 11/6(月) |
清野圭一、和洋の交流で開く花
清野圭一は1963年神奈川県に生まれ、武蔵野美術大学在学中から毛利武彦、川崎鈴彦、滝沢具幸の薫陶を受け、1987年から創画展にほぼ毎年出品を続けています。
2002年には五島記念文化賞を受賞し、2003年から一年間、五島記念文化財団の助成により、イタリア・フィレンツェへ研修滞在しました。
“空間を大事にする心は西洋と東洋も共通していますが、あきらかに違うのは「余白」の扱い方です。(中略)いま美術において西洋と東洋の違いはなくなってきているけれど、やはり「余白」というものは東洋美術において重要な意味を持っていると思います。”(清野圭一・談)
今回の展覧会では、清野が特にこだわり続けてきたモチーフ、花の作品を中心に、旧作から近作に至るまでの画業の軌跡を展覧いたします。
幽玄・優美な日本画表現をご高覧ください。
作家略歴
1963 | 神奈川県生まれ |
1987 | 武蔵野美術大学日本画学科卒業(卒業制作優秀賞受賞) |
1989 | 同大学大学院日本画コース修了(修了制作優秀賞受賞) |
2000 | 春季創画展受賞 |
2001 | 文化庁芸術インターンシップ研修員選出 |
2002 | 五島記念文化賞 美術新人賞受賞 |
2003 | 五島記念文化財団助成にてイタリア・フィレンツェへ一年間研修 |
2006 | 渋谷東急Bunkamuraギャラリーで個展開催 |
展示風景
数寄和 大津の真っ白な壁に、パネル9枚から成る大型の『蓮池図』が掛けられました。
パネルとパネルの間の余白に想像が膨らみ、見る人も楽しんで参加出来る作品なのではないでしょうか。
2階も、主に植物を扱った多くの作品をご覧頂けます。
どの作品も余白や色合いが美しく、作品に見入る間、とてもゆったりとした時間が流れていきます。
清野先生が数寄和 大津に来て下さいました。
気さくで非常に温かみのある方です。