作品 | 略歴 | コメント |
― 絵を描き始めた、又は好きになったきっかけはなんですか?
自分では良く憶えていないのですが、高校に進学する頃、家が貧乏で、勉強も好きじゃなかった僕は、しきりに「手に職をつける」と言っていたようです。高校に入学して、勧められるままに美術部に入り、他の部員と同じように美術大学を目指しました。「日本画」というものを知ったのは、大学に入ってからでした。
― 作品を制作するのに大切にされていることはなんですか?
あたりまえの事だが、自分の”日常”の外でも人それぞれの”日常”が存在する。風景や事物を目にし、そこに自分の文化と異なる”日常”をみつけると、対象へのイメージが暴走する。暴走したイメージは、もうひとつの新たな世界をつくりだす。それは「理想郷」や「不思議な世界」といったものではなく、特定はできないが、やはりどこかの”日常”なのだと思う。それを描くことが自分の制作であると考えている。